oisanのブログ

高機能自閉症 発達障害子育てを中心に 色々思ってる事

大人の視点と子供の視点 先入観と指導


子育てしていて気づくこと
子供に教えられた事
子供の発言にハッとした事


『ママ山は青いよね』
この発言に違和感がある場合は
山は緑だという先入観が凝り固まった
大人の脳みそが
あるのだと思います あなたはどうです?


車を運転中
後部座席で娘が言った言葉
『山って青いよね』
「山は青い?どこの山が青かった?」


まずは否定せずに聞いてみるのが一番いい
何を見たのか?娘が指差した 
きりで霞むかのような遥か彼方の山は
たしかに緑などではなく青味がかっていた


「本当だ 遠くの山は青いね!紫に近いかもしれないな
よく気づいたね」


『なんであの山青いの?』


「ん‥難しいね 近くに行くと青くないのだよ
緑だったり土色だったり 木々が茂ってる
遠くになると青く見えるんだよ
不思議だよね 富士山なんかそうだもんね
今度調べてみる?」
『うん』


別の日太陽の光がやたら眩しかった
太陽がギラギラだと話していた


『ねぇママ太陽って何色?』
「何色だと思う?」
『私は黄色だと思うのでも皆
赤色に染めるのなんで?』
「ママは小さい頃 太陽は白だと思ってたその色で染めたらお月様に間違えられたよ(笑)昼間なんだから赤く染めろって」


太陽を自分の思った色で塗ると先生に直されたり
友達に指摘されたりする
私にもそんな経験があるので
娘には話してある


「家ではあなたの思う色で塗ったらいいと思うよ
ママはあなたが何色で塗ってもいいと思ってるよ
幼稚園や学校であなたの作品が直されても
めげないでとっても悲しいけど
話しても理解できない人が多いから」


どうしても直されたくなければ
反論して納得させないといけないけど
幼稚園児に出来る話ではなかろう
(娘なら出来るかもしれない?)


「大人には残念だけど見えない色があるのだよ
大人はちゃんとした色が分からない可哀想な人が多いの 子供の頃大人に直されたからかもしれないね‥」


『ママは色直さないの?ママは大人じゃないの?』


「ママは大人だけど変わってる人だったから(笑)
大丈夫 ママも直されて憤慨してた方だから
納得しなかった〇〇(娘)と同じだわ」


「ママは遠くにいる人の目や口なんか分からないから目も口も描かなかったんだけど
遠くの人だから顔が見えないと思って絵を描いたのに
先生に呼び出されてたくさんの先生に囲まれながら無理やりクレヨン握らされて泣きながら目や口をかかされた嫌な記憶があるの」


「その絵は賞をとった 見に行ったけど 悔しくて
嫌な思い出でしかなかったし ちっとも嬉しくなかったわ」


「ママも遠くの山は青いと思うし 太陽は赤く見えないから なんでこんな色で染めなければならないのと思いながら
やらされていた感じだったよ 〇〇と一緒だわ」
『一緒か』「一緒だね」


好きな色で染めればいいのよ そんなものまで
型にはめても気持ち悪いだけなのにねぇ


「幼稚園では先生が望む色で塗ってあげて
家で自分の思う色で塗れば良いよ」と説明


『大変だよね』「そだね 頑張れ」と話している


今まで誰も理解してくれなかった事を
娘が理解してくれた 産んでよかったと
しみじみと感じた


後日信号機の塗り絵
最近信号機の色染めをしたそうで
信号機を黒く染めたと連絡ノートに書いてあった
娘に先生がなんで黒に塗ったのと指摘したところ
『私には黒に見える』と反論したそうで


先生が後で気づいたみたい光ってない所は黒だったと
連絡ノートに書いてあったので
話が通じる先生であって欲しいと思う


光ってない所は黒です 
信号機もLEDタイプと旧式タイプあるからね
子供の絵に大人の価値観先入観を持ち込まないで欲しい
好きな色で塗らせてあげて欲しい



娘が信号機で止まるたび身を乗り出して
『信号機黒いよね?』と確認してくるので


「そうだね 大丈夫だよ
貴女が見ているようにママ見えてるから 安心して」
「先生もあなたが言った事が
わかったって書いてあったから安心して」
『そうなの?本当に?』
深く息を吐きながら安堵の吐息?
チャイルドシートに沈み込んだ娘が年寄りくさくて
笑ってしまった

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