お盆やお彼岸

この時期になると娘の言動がどうも　不思議になる

晩飯刻どうもメソメソな娘

詳しく聞くと　相変わらず死にたく無いどうして

生き物は死ぬのとか　

もうそろそろ理解できるだろうか

寿命が有るからこそ

子孫が子供が生きていけるのだと

みんな生きていたら　

様々な問題にぶち当たるのだが？

(譲葉の話を思い出した

爺様がよく語っていた話だ

年老いた葉から落ちていく事で

若い葉が育つのだと　

年老いた葉は幹の栄養となり

大きな樹を育てるのだと　

だから　先に落ちる葉を

悲しまなくて良いと　幼少期に

爺様に聞かされている　

悪くなった葉から落ちてゆくのだと

『じんぐりじんぐり　繰り返し』

大きな葉がなかなか落ちない

最近の医療技術の進歩は凄いよなと話すと

ちょっと話全体が別の意味合いになりそうなので

この話は娘にはしない事にした)

寿命が有るからこそ

次世代の子供が生きていけるのだと

そんな話をした

次世代に命を繋いでいくのだと

私は死にたく無いんだそうな

死なない薬を作るんだと

夢は変わらないらしい

(毎回夢の確認なのかな)

後悔しないようにもし作るのなら

対抗薬は作りなさいと話した　

すぐにあの世に逝ける薬も作ると良いよと話した

増えすぎて集団自決とか増えすぎた種族の取る道は

大抵そんなもんだしな

餓死してちょうど良い維持できる数まで自然淘汰

される事もあろう

死なないとなれば　誰を残し　誰を葬るかとそんな話になるだろうねやはり争いが起き　戦争となり

個体数は減るんだろうけど

そんな事になった薬を作り　使った責任とかで

裁かれるかも知れないしな

安らかに逝ける方法はやはり必要だろう

できることならば不老不死の薬より

どんな病気でも治ってしまう薬の方が

皆んなに喜ばれるよと話した

逝くときは病気とかでなく

苦しまずに逝きたいしねと話した

そんな薬ができたらノーベル賞ものだねと

和やかな晩飯になった

その薬を作るには

大きな大学に行かないと研究に参加できないから

今からしっかり勉強すれば可能性はあるかもしれない

学校行きたく無いとか宿題嫌だとか言ってると

上の学校に行けない

出来れば

優秀な成績を取ると無料で

上の大学に進めるからしっかり勉強して

良い成績を取って無料で大学にでも行ってくれ

と話した